【はじめに】ページ監修者について
基本情報
- 氏名
-
GolileoーGolilei
(ゴリレオーゴリレイ) - 年齢
-
33歳
(1992年生まれ) - 学歴
-
四年制大学卒業
(スポーツ科学専攻) - 職業
-
スポーツトレーナー
パーソナルトレーナー - 資格
-
JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)
柔道整復師国家資格

監修者コメント
私の名前はゴリレオーゴリレイ。
決して有名とはいえないが、かといって無名でもない、スポーツトレーナーの端くれだ。
実業団のスポーツチームから芸能界、一般の個人に至るまで多様な顧客を抱え、関東地方と九州地方を中心に全国各地でトレーナー活動に明け暮れている。
このページでは、トレーナーとして培った専門的知見を基に、ホエイプロテインというサプリメントについて解説している。

後半ではトレーナーの視点からおすすめできるホエイプロテインを紹介しているので、ぜひ最後まで御覧いただき、自身にとってベストパートナーとなるホエイプロテインを見つけ出してほしい。
ホエイプロテインとは?知っておきたい基礎知識



ところで丙ノ介くん。「ホエイプロテイン」って何を指す言葉なのか知っているかい?



博士・・・。僕をなめないでくださいよ。知ってるわけないでしょう。
Whey(乳清)Protein(たんぱく質)の文字通り、ホエイプロテインとは乳清(牛乳から脂質やカゼイン(たんぱく質の一種)等を除去した部分)由来のたんぱく質のことを指す。
大まかに分類すると、いわゆる動物性たんぱく質というカテゴリーに該当する栄養成分である。


したがって、ホエイプロテインを選ぶ際には動物性たんぱく質についての理解を深めることが重要なカギとなる。
まずは、動物性たんぱく質に関する最低限の基礎知識をわかりやすくレクチャーしよう。
予備知識|アミノ酸について
ホエイプロテインを選ぶ際に欠かせないのが、アミノ酸という成分についての予備知識だ。
アミノ酸とは、たんぱく質の材料となる成分である。
すなわち、“たんぱく質を摂取する”という行為は”アミノ酸を摂取する行為”でもあり、たんぱく質からできている全ての器官(筋肉、皮膚、内臓など)は、アミノ酸からできているといっても過言ではないのだ。





たんぱく質はアミノ酸からできているというのが重要なポイントだ。以上を踏まえてホエイプロテインの特徴をレクチャーしよう。
ホエイプロテインの特徴①|EAA(必須アミノ酸)が充実している
1つ目の特徴は、「ホエイプロテインはEAA(必須アミノ酸)が充実している」だ。
EAA(必須アミノ酸)という怪しい専門用語について説明を求める声が与野党双方から挙がっているようなので、ロジトレ代表として説明責任を果たすとしよう。
アミノ酸には、私たちの体内で合成できない種類が9つ存在する。
その9種類のアミノ酸こそがEAA(必須アミノ酸)であり、体内で合成できないゆえ食事から摂取し続ける必要がある成分である。
EAA(必須アミノ酸)9種類 | |
---|---|
イソロイシン | ロイシン |
リジン | メチオニン |
フェニルアラニン | スレオニン |
トリプトファン | バリン |
ヒスチジン |
ホエイプロテイン(乳清由来のたんぱく質)にはEAA(必須アミノ酸)全9種類が高水準で含まれており、数多のたんぱく質の中でも卓越して良質な栄養成分だ。
ちなみに、EAA(必須アミノ酸)については別ページで分かりやすく解説している。
一度読めばホエイプロテインに対する解像度は格段に向上するだろう。
ホエイプロテインの特徴②|消化・吸収が早い
もう一つの大きな特徴が、「ホエイプロテインは消化・吸収が早い」である。
「消化・吸収が速い」という特徴は、摂取したたんぱく質がアミノ酸へと”速やか”に分解され、吸収されることを意味する。
すなわち、ホエイプロテインを摂取すると筋肉の材料となるアミノ酸を身体へ短時間で供給できるのだ。
この現象は、身体に流れる血液内のアミノ酸の量、すなわち「血中アミノ酸濃度」で比較するとイメージしやすいだろう。
図:たんぱく質摂取後の血中アミノ酸濃度イメージ





ホエイプロテインは、ソイプロテイン等(植物性たんぱく質)よりも早く血中アミノ酸濃度を上昇させることができるんだ。
おすすめの摂取タイミングはトレーニング前後
ホエイプロテインの特徴②|消化・吸収が早いを踏まえたうえで、ホエイプロテインの摂取タイミングはトレーニング前後にするとよいだろう。
トレーニングを行うことで、身体は筋肉の材料となるたんぱく質(アミノ酸)をより多く求めるようになる。
すなわち、トレーニング中やトレーニング直後の血中アミノ酸濃度がトレーニングの効果に大きく影響するのである。
血中アミノ酸濃度を速やかに上昇させるホエイプロテインは、トレーニングのお供に最も望ましいサプリメントと言っても過言ではないだろう。
表:ホエイプロテインとソイプロテインの比較
プロテイン種別 | 原料 | EAA(必須アミノ酸) | 消化・吸収速度 | 血中アミノ酸濃度持続時間 | 推奨摂取タイミング |
---|---|---|---|---|---|
ホエイプロテイン | 牛乳|動物性たんぱく質 | 充実 | 速い | 短い | トレーニング前後 |
ソイプロテイン | 大豆|植物性たんぱく質 | 充実 | ゆっくり | 長い | 間食時・睡眠前 |



このように、サプリメントの栄養学的な理解を深めると効用を最大限に高めることができるぞ。
おすすめのホエイプロテインを徹底比較!
ブランド | 商品名 | 内容量 | コスパ評価 | 成分評価 | 風味評価 |
---|---|---|---|---|---|
My protein | ▼ IMPACT ホエイプロテイン モカ味 | 2.5kg×2 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
DNS | ▼ ホエイプロテイン HMB&CREATINE ビターチョコレート風味 | 0.63kg | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
SAVAS | ▼ ホエイプロテイン100 リッチショコラ味 | 2.2kg | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
THE PROTEIN | ▼ ホエイプロテイン アーモンドラテ風味 | 3kg | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
be LEGEND | ▼ WPCプロテイン ベリベリベリー風味 | 1kg×5 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
各ブランドの商品ラインナップから、コストパフォーマンスに優れたホエイプロテインを中心にピックアップした。
なぜなら、ボディメイクは数ヶ月〜年単位の長期間に及ぶプロジェクトであり、経済的負担は極めて重要な要素だからである。
それぞれの商品ごとにトレーナーの視点でメリットとデメリットを解説している。現状では、これら以外の商品を選ぶ合理的な理由はないだろう。
ぜひ最後まで御覧いただき、自身にとってベストパートナーとなるホエイプロテインを見つけ出してほしい。



商品の風味は、日本屈指のプロテインオタクを自負する私のイチオシをピックアップしたぞ。
おすすめ①
My protein/IMPACT ホエイプロテイン モカ味
*上記公式ページでは他通販サイトよりも安価に購入できるのでおすすめです。
ブランド情報
My proteinはイギリス発のスポーツ栄養ブランドである。
創業は2004年。
企業としての歴史は長くない。
しかし侮ることなかれ。
My Proteinの商品は70以上の国で販売されており、ユーザーはなんと1,000万人以上いると言われている。
今もなお急成長を続ける最注目のブランドだ。
メリット
コストパフォーマンスと品質を高い水準で兼ね備える本商品だが、特筆すべきは業界最高クラスのコストパフォーマンスだろう。
製造から出荷までの全工程を自社で賄う類稀な企業であり、世界1,000万人以上のユーザーへの出荷をイギリス一点に集約することによって「スケールメリット」が最大限に発揮されている。
いわゆる「安かろう悪かろう」ではなく、生産と流通の効率を極限まで高めることで実現されたコストパフォーマンスというわけだ。
コスパ評価は文句なしの最高評価★★★★★である。



公式HPでは常にセールが実施されている為、日本に住む私たちでもお得に購入することができるぞ(セールとは)。
くわえて、本商品はサプリメントとしての品質も優秀で★★★★☆と評価している。
たんぱく質が占める割合は75%と非常に高く、低脂質かつ低糖質でカロリーも最低限に抑えてあるのだ。
そして、オススメのフレーバーであるモカはノンカフェイン&優しい風味でコーヒーが苦手な方でも楽しめるだろう。
デメリット
商品自体にデメリットらしいデメリットは見当たらない。
ただ、My proteinの商品は海外から取り寄せることになるため購入時は次のことに留意が必要だ。
- 商品によっては関税が掛かるケースがある。
- 為替が円安になると購入価格が上がりやすい。
- 衛生管理の厳格さは国内企業よりもやや劣る。
過去に異物混入がニュースになったため、敬遠しがちな人いるのも事実だ。
しかし、My proteinは世界水準の非常に厳しい品質検査をクリアしており、当該事件の発生後には徹底した再発防止策を施している。
品質には万全を期しており、信頼して購入できることに間違いはないだろう。



何を隠そう、私自身もMy proteinのサプリメントを愛用しているぞ。コストパフォーマンス、品質ともに申し分ないブランドだ。
総評
品質を犠牲にすることなく、企業努力で実現されたコストパフォーマンスの高さは賞賛に値する。
サプリメントとしての完成度は極めて高く、デメリットらしいデメリットも存在しない。
高齢者からアスリートまで万人にオススメできる、非の打ちどころがないホエイプロテインである。
おすすめ②
DNS/ホエイプロテイン HMB&CREATINE ビターチョコレート風味


ブランド情報
DNSとは、我が国を代表する大手製薬会社「第一三共株式会社」傘下のサプリメントブランドだ。
UNDER ARMORで知られる株式会社ドームからサプリメントブランド「DNS」として独立したが、2024年9月11日に第一三共ヘルスケア株式会社に事業譲受された衝撃は今でも鮮明に覚えている。
最先端のスポーツ栄養学に基づき開発された数々のサプリメントを展開し、20年以上にわたり多くのトップアスリートから支持されてきた豊富な実績を誇る。
競技の垣根を越えて多くのアスリートがアンバサダーとして活動しているため、シンボルの赤いパッケージに見覚えがある方も多いのではないだろうか。
メリット
本商品には、ホエイプロテインとしては類稀かつ非常に強力な長所がある。それは筋たんぱく質の合成に有効と考えられる「HMB」と「クレアチン」が同時に配合されていることだ。
プロテインと併せてこの2つの栄養素をサプリメントで補給するユーザーも多く、本商品ひとつで動物性たんぱく質、クレアチン、HMBの全てを摂取できるのは極めて大きなメリットである。
トレーニングに向かうシチュエーションを想像してほしい。
3つのサプリメント携帯ケースにホエイプロテイン、HMB、クレアチンを個別に入れて、帰宅後に全てキレイに洗って、、、想像しただけで蕁麻疹が出そうな作業が、本商品ならコレをプロテインシェイカーにぶち込むだけで完結する。
くわえて、たんぱく質が占める割合は70%以上、低脂質かつ低糖質でカロリーも低く抑えられている。
トップアスリートを栄養面で支え続けるノウハウは伊達ではなく、最高ランクの成分評価★★★★★を与えるにふさわしい逸品である。



ここでは「HMB」および「クレアチン」の詳細については言及しないが、需要があれば双方を解説した新規コンテンツを作成して公開しようと思っている。要望があれば気兼ねなくコメントで教えてほしい。
デメリット
やはり一番の懸念点は、内容量630gに対して定価5,990円(税込)という価格である。
お世辞にも安いとは言えない価格設定だが、本商品はHMBとクレアチンを同時摂取できるため、他ブランドのホエイプロテインと単純比較できないのが悩ましいところではないだろうか?
ということで禁断の企画。
業界最高クラスのコストパフォーマンスを誇るMy proteinで、「ホエイプロテイン」「HMB」「クレアチン」を摂取したケースのランニングコストを独自に計算してみた。
DNSの本商品とMy protein、1食あたりのコストパフォーマンスはどっちが高いのか白黒つけようじゃないか。
ブランド | 商品名 | 内容量 | 定価 | 1食あたりコスト |
---|---|---|---|---|
My protein | おすすめ① IMPACT ホエイプロテイン モカ味 | 2.5×2kg | 17,040円 | 102.24円 |
IMPACT クレアチンモノハイドレード パウダー ベリーバースト | 1kg | 5,700円 | 22.8円 | |
HMB パウダー アップル&洋ナシ | 0.5kg | 4,270円 | 8.54円 | |
合計 | 133.58円 | |||
DNS | ホエイプロテイン HMB&CREATINE ビターチョコレート風味 | 0.63㎏ | 5,990円 | 332.78円 |
この差である。DNSのコンセプトは「日本人アスリートを世界基準に。勝つためのプロテイン。」なので当然と言えば当然の結果かもしれない。
ホエイプロテインというカテゴリー内では割高感は否めず、本商品のコスパは★★☆☆☆と評価した。
ただ、国産の他ブランドと比較すると本商品がコストパフォーマンスで上回るケースもあり、ハイスペックなサプリメントの価格設定としては企業努力が垣間見える。
品質の高さは間違いなく業界最高クラスであり、十分に検討の余地はあるだろう。
総評
我が国のトップアスリートを栄養面からサポートしてきた実績と品質の高さは業界最高クラスである。
そして本商品は、ホエイプロテインと併せてHMBとクレアチンが同時摂取が可能であり、類稀な個性を持つサプリメントだ。
しかし、他ブランドと比較すると高価格帯であることもまた事実。
予算に余裕があって品質の高さを最重視するユーザー、まさにアスリート向けのサプリメントといえるだろう。
おすすめ③
SAVAS/ホエイプロテイン100 リッチショコラ味


ブランド情報
SAVASは我が国が世界に誇る食品最大手企業「明治ホールディングス」が手掛けるプロテインブランドである。
その歴史と実績は我が国においてナンバーワンといっても過言ではなく、なんと日本で最初にプロテインを商品化したブランドこそが明治ホールディングスのSAVASなのだ。
日本のスポーツを栄養面から支え続けた実績により国民から広く認知されるとともに厚い信頼を勝ち得ており、2024年に国内で最も選ばれたブランドだと言われている※。
※インテージSRI+ プロテイン市場 2024年1月~2024年12月 ブランド別累計販売金額
メリット
本商品において特筆すべきは業界のパイオニアとして培われた品質の高さだろう。
アスリートのための栄養設計として豊富なビタミン群が配合されており、かつその配合量は今回紹介する商品ラインナップの中でも圧倒的なレベルだ。
ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD
さらに、本商品は品質を裏付ける国際的な認証としてインフォームドプロテイン認証
たんぱく質が占める割合は69.6%と決して高くないが、この数値は国際的認証機関が保証しており、製品に対する信頼度はSAVASが最も優れているといってよいだろう。
これらを勘案して、本商品の成分評価は★★★★★の最高クラスと評価とした。
インフォームドプロテイン認証とは
ラベルに記載されている「たんぱく質の量」と実際に含まれている「たんぱく質の量」を検証する国際的な認証プログラム。製品に記載されている「たんぱく質の量」の正確さは、世界各国で疑問の声もあり、国際的なサプリメント認証のリーディングカンパニーである英国LGC社の報告では、調査対象となった複数のプロテイン製品のうち、26%※の製品はラベルに記載されているたんぱく質量を下回っていたと報告されている。
最後にあくまでも私の主観だが、数々のプロテインをテイスティングしてきた中でもSAVASのプロテインはウマい!風味についても★★★★☆の高評価とさせていただいた。
デメリット
一番の懸念点は価格だろう。ホエイプロテインというカテゴリーにおいては決して安いとは言えない金額だ。
値段は少々高いけど高品質のホエイプロテイン。そんな本商品をお得に購入する方法がある。
先に結論を伝えてしまうと、公式ホームページよりもAmazon公式ショップから購入した方が安価に購入できるのだ。
購入先 | 商品名 | 内容量 | 定価 |
---|---|---|---|
公式ホームページ | ホエイプロテイン100 リッチショコラ味 | 2.2kg | 15,389円 |
Amazon公式ショップ | ホエイプロテイン100 リッチショコラ味 | 2.2㎏ | 9,798円 |
この価格設定は、先に紹介したDNS/ホエイプロテイン HMB&CREATINE ビターチョコレート風味よりも安く、他の国産プロテインに比肩するほどのコストパフォーマンスである。
充実した栄養成分と極めて高い信頼性を兼ね備えたサプリメントをこの価格で実現した企業努力は素晴らしく、とてもリーズナブルなサプリメントと言えるだろう。
総評
プロテインという市場を開拓した業界のパイオニアであるだけに、栄養成分や風味、食品としての信頼性など、総合的な品質の高さは国内最高クラスである。
それでいて価格設定もユーザフレンドリーであり、一定水準のコストパフォーマンスも兼ね備えている。
恵まれた栄養成分はスポーツの場面にうってつけであり、部活動生などのハードなトレーニングをこなす人におすすめしたいホエイプロテインである。
おすすめ④
THE PROTEIN/ホエイプロテイン 安納芋風味


ブランド情報
サプリメントブランド「THE PROTEIN」の運営母体は、東京都品川区に本社を構える武内製薬株式会社だ。
同社の創業は2013年であり、企業としての歴史は浅いが侮ることなかれ。
一般医療機器・機能性表示食品ブランドの武内製薬「THE」シリーズや、フレグランスブランド「sixs」など、製薬会社ならではの技術と知見を活かし、業界の垣根を越えて事業を展開している。
さらに、プロテイン製造における自社資本を活用して、他社サプリメントのOEMサポート を実施するなど、多角的に事業を展開するベンチャー企業である。
OEMとは
自社設備を用いて他社商品の製造を全工程で担い、完成品を他社へ納品する仕組みや企業を表す言葉。
メリット
このプロテインの魅力は、豊富な栄養成分と優秀なコストパフォーマンスを両立した総合力の高さにある。
まずは栄養成分について言及しよう。
たんぱく質が占める割合は75%と非常に高い数値を記録しており、ホエイプロテインとしての基本スペックは申し分ない水準にある。
しかも、配合される栄養成分はたんぱく質だけにとどまらず、なんと本商品ひとつに11種類ものビタミン群が配合されているのだ。
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸、葉酸
さらに驚くべきはコストパフォーマンスの高さである。これだけ恵まれた栄養成分のホエイプロテインが3kgで9,980(税込)で購入可能なのだ。
栄養成分を考慮に入れず、価格のみで単純比較したとしても国産プロテイン最安クラスの価格設定である。
これらのことをふまえて、コスパ評価★★★★☆、成分評価★★★★★と、サプリメントとして性能は非常に高水準であると評価した。
デメリット
本商品の完成度は非常に高く、ホエイプロテインとしては明らかな欠点は認められない域に達している。
ただ、特徴が類似するおすすめ③|SAVAS/ホエイプロテイン100 リッチショコラ味と比較して欠点があるとすれば、インフォームドプロテイン認証 を取得していないことだろう。
ラベル表示上のたんぱく質量は過大に表示される傾向にあるため、実際のたんぱく質含有量は少ない可能性があることも念頭に置いてもよいかもしれない。



インフォームドプロテイン認証 を取得している国産ブランドはSAVASのみなので、この欠点はTHE PROTEINに限ったことではない。本商品の欠点というよりも、SAVASの品質の高さを称賛すべきなのかもしれない。
総評
一定のたんぱく質含有量を確保しながらビタミン群を豊富に配合し、さらに高いコストパフォーマンスまで兼ね備えている。
ホエイプロテインとして求められる要素を高い水準で備えている商品である。
とりわけ国産プロテインとしては極めてリーズナブルなので、初めてホエイプロテインを購入する場合で、たんぱく質以外の栄養成分も摂りたい方には最もおすすめのサプリメントだ。
おすすめ⑤
be LEGEND/WPCプロテイン べリベリベリー風味


ブランド情報
スポーツサプリメントのbe LEGENDの運営母体は、奈良県に本社を構える株式会社Real Styleである。
同社は平成17年設立と企業としての歴史は浅いものの、トレーニングジムやフィットネスアパレル等、スポーツ関連事業を多角的に運営している。
メリット
本商品は、今回紹介するホエイプロテインの中でも特にユニークな長所を持ち合わせている。
それは徹底的に追求された味と高い品質だ。



味なんて二の次だろ。バカも休み休みYeah。



丙ノ介くんのような脳筋さんにこそ本商品の凄さを伝えたい。
be LEGENDのプロテインは総じて風味のクオリティが高いのだが、なかでも私が推すのが、プロテイン業界初の快挙を達成した「べリベリベリー風味」である。
同フレーバーが達成した快挙とは、「ITI(国際味覚審査機構)/優秀味覚賞 」「ジャパン・フード・セレクション/金賞 」「フード・プロフェッショナル・アワード/3つ星」の3冠獲得だ。
ITI(国際味覚審査機構)/優秀味覚賞とは
ITI(International Taste Institute)は、14か国・20人以上の専門家から構成される食料品の評価団体である。全世界200人以上のシェフ・ソムリエによる審査員団から高く評価された食料品を「優秀味覚賞」として認証している。2005年以来、100ヵ国以上から何千もの製品を評価してきた実績を誇り、世界で最も権威ある味覚認証だと言われている。
ジャパン・フード・セレクション/金賞とは
ジャパン・フード・セレクションは、(一社)日本フードアナリスト協会が主催する、日本初の食品・食材の審査・認定制度である。2万3千人のフードアナリストが100以上のチェック項目に基づいて評価を行い、優秀な商品には総得点数に応じて「グランプリ」「金賞」「銀賞」「銅賞」のいずれかを授与する。
フード・プロフェッショナル・アワード/3つ星とは
フードプロフェッショナルアワードは、(一社)フードプロフェッショナル協会が主催する、食品、飲料、飲食店のメニューを審査する品評会である。食に関する国家資格を持つ「食のプロ」が審査員を務め、味だけでなく、見た目、コストパフォーマンス、オリジナリティなど多角的に評価を行い、基準を満たした商品には1つ星から3つ星のランクが付与される。
通常のプロテインは、たんぱく質という成分の特性上クリーミーで濃厚な風味に仕上げるものである。
ところが本商品はスッキリとした口当たりがウリであり、果実感あふれる酸味のクオリティが非常に高い。
トレーニングのシチュエーションにドンピシャの飲み口もさることながら、数々の認証や称号は他を圧倒する実績である。
今回の商品ラインナップのうち、風味は唯一の最高評価★★★★★とした。
そして、本商品に含まれる栄養成分はたんぱく質だけにとどまらず、ビタミンB6、ビタミンC、クエン酸が配合され、マルチな栄養設計が行われている。
きわめつけにはコストパフォーマンスも高く、1Kg当たり3,580円とユーザフレンドリーな価格設定も魅力的だ。
デメリット
様々な要素を高次元で兼ね備える本商品だが、唯一の欠点がたんぱく質が占める割合が69%どまりであることだ。
とはいえ、私がおすすめするホエイプロテインのうち、たんぱく質が占める割合は最も高い商品で75%であり、その差は6%に過ぎない。
栄養摂取をホエイプロテインに依存するヘビーユーザーでなければ、ボディメイクに支障をきたすことはないだろう。



ちなみに、たんぱく質が占める割合が最も高い(75%)商品は、おすすめ①|My protein/IMPACT ホエイプロテイン モカ味とおすすめ④|THE PROTEIN/ホエイプロテイン 安納芋風味の両者だ!
総評
コストパフォーマンス、マルチな栄養設計、卓越した風味の良さを兼ね備えた完成度の高いプロテインだ。
たんぱく質が占める割合が少々物足りないものの、三食をバランスよく摂取していれば欠点にはなりえない程度である。
私も学生時代に愛飲していた時期があるが、溶けやすくウマイという印象は当時から変わっていない。
初めてプロテインを購入する方や、プロテイン特有の風味が苦手な方には、自信を持ってオススメできる逸品である。
まとめ
- ホエイプロテインとは乳清(牛乳から脂質やカゼイン等を除去した部分)由来のたんぱく質である。
- アミノ酸とは、たんぱく質を構成している成分である。
- ホエイプロテインはEAA(必須アミノ酸)が充実している。
- ホエイプロテインは消化・吸収が早い。
- ホエイプロテインの摂取タイミングはトレーニング前後。
- おすすめ①|My protein/IMPACT ホエイプロテイン モカ味
- おすすめ②|DNS/ホエイプロテイン HMB&CREATINE ビターチョコレート風味
- おすすめ③|SAVAS/ホエイプロテイン100 リッチショコラ味
- おすすめ④|THE PROTEIN/ホエイプロテイン 安納芋風味
- おすすめ⑤|be LEGEND/WPCプロテイン べリベリベリー風味
市販のホエイプロテインを数十種も類紹介したところで、初心者を無駄に悩ませるだけである。
そこで、優秀な長所を持つサプリメントをトレーナー目線でピックアップして紹介した。
なお、人気のソイプロテインについてもおすすめ商品をピックアップしているので興味のある方はぜひチェックしてほしい。
今回はここまで!


コメント